28日、水曜。

朝。民族大移動開始。

(わがことながら、横山光輝の『三国志』に出てくる一場面を思い出してしまった。)

午前。思ったより簡単に、チェックインやらセキュリティ・チェックやらを通過。ほっとしてなんだか出発前に気がゆるんでしまった。

三週間前ここにきたときとは別人のような気分で飛行機をまつ。

(そういえば、カバンのなかに液体を詰め込んだままだったのだが、なにもいわれずにセキュリティゲートを通過できてしまった。警戒度レベルは「オレンジ」でだいぶ厳しいはずなのだが、これで本当に大丈夫なんだろうか。S先生のセリフじゃないけれど、(仮になにかが起ったとして)これで「厳重な警戒態勢にもかかわらずテロが起きました」とか報道されるんだとしたら、ちょっとそっちのほうに危うさを感じてしまうかもしれない。)

お昼。生まれてはじめてのユナイテッド便で関空にむけて出発。

機内はガラガラで、窓際から窓際まで、一列ぜんぶを独占できてしまう状態。

でも、機内サービスのほうがなんというか、うーん。