19日、金曜。

朝。クロネコさんに来てもらう。

ダンボールを眺めていると、本当にいよいよなんだなあ、と思えてくる。

午前。公立学校は今日が年内最終授業日。要するに明日からは冬休み。

こっちもはやいなあ。

お昼。新しいものを書き始めていたのだが、結局カントに戻らないとダメそうだな、ということで、ここしばらく英語版で『純粋理性批判』を読んでいる。(原版も翻訳も日本においてきてあるもので。)

「カントとはしばらく縁を切って新しいことをやってみよう」というのがこちらにきた動機のひとつでもあったのだけれど、結局もとに戻ってしまった。

読んでいて、内容的な発見はともかく、「こうとしか書けないからこういう書き方をしてるんですよ」、というか、「こんなふうなわかりやすいパラフレーズもあるかもしれないけれど、結局のところこういう分かりにくい書き方をするしかないんですよ」と思わされる表現が何箇所もでてくる。

表現としては「わかりにくい」んだけれど、「それ以上ことがらを正確にとらえた表現はみつからない」というのがあるんだな。

これを正面からとると、「お前みたいなへたくそのパラフレーズよりは、原文をそのまま引用したほうが圧倒的に意味が伝わる」ということになってしまうわけだけれど。

うーーん。