10日、土曜。

日中は芸術館で某イベント。

空き時間に巷でうわさの現代思想系の入門書を飛ばし読み。

デリダやらフーコーやらドゥルーズやら、「こんなにわかりやすく書いちゃってていいの?」という感じ。

マーティン・ジェイのアドルノを読んだときの感覚に似てるというか。

「わかってしまっちゃダメなんだよ! あのわからなさの只中で『こんなのもわかんないの?」とかじわじわ責められるのがいいのに!」とか言いたくなってしまう私(および難解好きの哲学関係者一般)には、保守的というよりマゾヒストの傾向があるのかもしれない。