5日、火曜。

夕方。お米の国の某「ヤンキーの総本山」的な街に到着。

border securityでビザ関係の記録をしこたまチェックされたり指紋の登録がうまくいかなかったり。

「入国できなかったらどうしよう」とちょっぴりドキドキ。

最終的に、係の人から「welcome back!」と一声かけられて「ああ、本当に戻ってきたんだなあ」としみじみ。

なんにせよ、土地勘のまるでない街で、地下鉄乗るのにも一苦労しながらマンハッタンまで。

地下鉄のタイムズ・スクエア駅をあがると実に三十年ぶり(!)のマンハッタン。

ちょうど松本と同じくらいの気温。

夜。お腹すいたし、せっかくだし、ということで見物がてら夕食をとりに外出。

夜なのにお昼みたいに明るい。

安全は安全なのだろうが、ぶらぶら歩いてみるにつけ、どの通りに入っても「商業的に管理されてるだけで面白みのない街」というのが第一印象。

なんかまあ、「ああ、ゼロ・トレランスの成果ってこれですか」というか。

サンフランシスコのいかがわしさを懐かしく思い出したり。(地元の人は、「いやいや、この街はもっともっと奥深いですよ」と言うのだろうとは思うけれど。)

道路を走ってる車(かたっぱしからバカでかいのばっかり)が「歩行者、弱いのは邪魔だからのけ!」とばかりクラクション全開で交差点を突っ切って行ったり、そんなスリリングな交通事情のなか、歩行者は歩行者で完璧に信号無視で交差点を渡っていくのをみたりすると、「ああ、ここは狩猟民族の人々が作った国なのですなあ」とか感じたりはするのだけれど。

とりあえず、張り合ってもしゃあないし、「わたしはわたし。農耕民族らしくゆっくり行きましょう」ということで。