3日、土曜。

土曜日なのだが、めぐりあわせで午前中は自由に使える予定。

さすがに気になって、ネットでミスター・スカノミクス事件まわりの情報収集。

「えげつないのお」の一言なのだけれど、あまりにも下手くそというか、「ここまで露骨なことをしでかす三流の人だったのか」と意外な気持ちにもなる。

マスコミ報道では、「人事でのし上ってきた立志伝中の人」みたいな持ち上げ方をされていたので、もうちょっとすごみあることをする人なのかと思っていた。

老人が妙な成功体験抱えたまま表舞台に立つとこうなっちゃうんでしょうな。

しかし、気になるのは「任命権」が「任命を拒否する権限」に拡張されているところ。

天皇の任命権と同じで、そんなもの認められんのですよ」という筋が通ればよいのだけれど、これが認められてしまうと(学術会議問題を超えて)大学法人レベルでもやっかいな話になるかもしれない。

たとえば、次の条文とかがどう解釈されることになるのか。

「学長の任命は、国立大学法人の申出に基づいて、文部科学大臣が行う」(国立大学法人法第12条」

学術会議のケースと同じ解釈が通るのだとすると、文科大臣が学長の人事に口出しできることになってしまう。

ちゅうか、下手したら、理事やら個別の教員の任命権にまでなしくずしで広がっていくのではないか。

さしあたり、注意深くニュースを追いかけるべし。